時事通信2009/07/11-14:52に配信した記事に段躍中が登場した。14日に送られた記事から確認出来ました、ありがとうございます。
周恩来元首相が筑波山登山
=留学中の思い出、元市長に明かす
中国の故周恩来元首相が日本留学中、茨城県の筑波山に登ったと、故木村操元つくば市長が自伝に記していることが分かった。日中交流研究所の段躍中所長がこのほど発見した。周氏が京都・嵐山を訪れたのは有名だが、筑波山に登ったことはほとんど知られておらず、段氏は「留学時代の様子を知る貴重な記述だ」と語る。
周氏は1917~19年に日本に留学。木村氏が72年に日中友好訪中団メンバーとして周氏と北京で対面した際、日本語で「私は学生時代、友人とあの山(筑波山)に登りましたよ」と明かしたという。木村氏はこのエピソードを、95年に出版した「つくばからのメッセージ」で紹介している。
周氏が嵐山で詠んだ詩が刻まれた石碑は、2007年に来日した温家宝首相をはじめ多くの中国指導者が参観している。つくば市教育委員会は「(筑波山登山は)郷土史にも触れられていない」としている。段所長は「周首相は嵐山を訪問したころに祖国を救う志を固めたが、筑波山登山はそれ以前の気楽な観光だったのでは」と解説した。(了)